・WindowsのPCを使用しながら、Linuxのツールを同時に使用できるのは、非常に便利である。
拙者が作成中のホームページ
「ITの経絡秘孔図的ななにか」(工事中)にCUI(Command User Interface)を使ったネットワークやセキュリティの問題に取り組む手法の解説を盛り込もうと思っている。
・1台のノートPCで、WindowsとLinux(CUIのみでも)が使用できれば、仕事が捗る。デュアルブート環境やVertualBoxやVMWare、Hyper-Vといったスーパーバイザーを用いて、GUIも含めて、WindowsとLinuxを共存させてもいいが、Windows10(Home/Pro)で手間がかからず使用できるWSLは最有力候補である。他の方法に比べてPCの負荷も少ないと思われる。
・とりあえず、intel Core i5を搭載したPC1台とCore 2 Duoを搭載したPC2台で検証を行ってみた。3台の大きな違いは、i5の方はUEFI、Core2DuoがレガシーBIOSのシステムであることである。WSLを使用するにはUEFIやレガシーBIOSでCPUの「仮想化」を有効にしないといけないが、操作が異なる。WEB上にたくさん情報あるので、それは割愛する。
・タスクマネージャを詳細表示に切り替えて、「パフォーマンス」タブのCPUの表示項目にある「仮想化:」の右が「有効」になっていればWSLを使用する準備は整っている。コマンドプロンプトで以下のように実行する。ディストリビューションはUbuntuを選択した。
wsl --install -d Ubuntu
・i5はWindows10Proだが、Core2Duoの方はHomeとProの2種類。WIndows10のバージョンがi5は21H1、Core2Duoは2台とも手動で21H2にしたもの。
・私なりのこだわりだが、WIndows10以降は、まず、PCごとに異なるMSアカウント用いてセットアップし、Microsoft officeなど主要なソフトをインストール・認証する。ただし、メール設定などは行わない(通常の使用は行わないから不要)。その後、その他のアカウントでローカルアカウント(用途により標準ユーザにしたり管理者にしたりする)を作成し、通常はローカルアカウントで運用する。OneDrive等の利用は、アプリごとにMSアカウントにサインインする方法を使用する。メンテナンス時のみMSアカウントを使用してサインインする。
・このこだわりのおかげか、Windows10で大きなトラブルになったことがない。WSLも3台とも何の問題なく使用できるようになった。Ubuntuをインストールしたが、初期はnet-toolsが入っておらず、arpやifconfigが効かなくて驚いた程度。ところが知人のPCでは、wslコマンドでUbuntuインストール時、以下のようなエラーでWSLを使えないという。CPUの仮想化は有効にできているとのこと。
Installing, this may take a few minutes...
WslRegisterDistribution failed with error: 0x80370102
Error: 0x80370102 ??????????????????????????????????????
Press any key to continue...
・知人のPCはユーザアカウントが1つで、MSアカウントのみだった。私と同じように、追加でローカルアカウント(標準ユーザ)を作成してもらい、そのアカウントでサインインしてWSLを問題なくインストール・実行できた。その他のトラブルシューティングは以下を参照ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/troubleshooting