・筆者は、OCNのメールアドレスを持っているので、結構なりすましメールが集まってくるので、次回、そのヘッダーを実例として出したいと思います。
・GmailやOutlook.comだと迷惑メール(広告メール)は届きますが、なりすましメールはほとんど受信トレイに入りません。日本と外国の思想の違いで、日本のメールプロバイダはメールが怪しくても届けないと、届かないと文句を言われるので、受信サーバが受け付けます。どうするかは自己責任で決めてね。
・外国の場合は、送信側メールアドレスやメールサーバがブロック(ブラック)リストにある場合は無条件に拒否・受信しません。送信側サーバには拒否の理由をエラーコードで伝え、送信者にはエラーメールが届きます。暗黙理にブロックリストにないメールアドレス、送信サーバを使ってくださいと言っています。ただ、日本のISPやホスティングサービスも無視しているわけではなく、迷惑メール対策できるようにツールを用意している場合があります。
・OCNメール(WEBメール)の場合、「迷惑メール自動判定」というものが用意されています。OCNメールにログインし、設定から次の画像のように「迷惑メール自動判定」が有効な状態に設定します。ヘッダーに、[X-OCN-SPAM-CHECK: 100.00%]といった記述が入るようなります。迷惑メール度を表していて、それが100%だと確実に迷惑メールということです。さらに件名の先頭に[meiwaku]というラベルをつけられるので、迷惑メールの識別や自動仕分けがしやすくなります。

・ヘッダーを解析すると、なりすましメールと思われるものも[meiwaku]がついていないときがありましたが、2回めに同じメールが来たときには[meiwaku]がついたので、見逃しもあるのかもしれません。それでも、メールの自動仕分けで、件名に[meiwaku]がついているときは「迷惑メール」フォルダ に移動するルールを作ると、受信トレイが驚くほどスッキリします。
・外国と日本のメールチェックの違いは、まだあります。外国、特にアメリカは迷惑メールもしくはウィルスメールのどちらかの判定が出た場合、もう片方のチェックは省略するということです。
・迷惑メールと判定したメールの添付ファイルなどを開いて、ウィルスに感染しても、ただの間抜けと思われます。またウィルスメールとして判定されているのに、迷惑メールじゃないかもしれないとか言いません。日本人は2つ機能があるなら両方チェックするのが当たり前と思ってしまいますが、外国では無駄な時間やコストがかかると考え、どちらかの判定を受けたメールは躊躇なく削除して当たり前ということです。